昭和を代表する名女優・岩下志麻さん。

75歳超えと言われても恐らく誰一人として信じる人はいないと思われるほどキレイな方ですが、今回はそんな岩下志麻さん旦那・子供事情と、代表作の一つである『極道の妻』等で魅せる男気溢れる性格と実際の志麻さんが違うという噂などを紹介していこうと思います。

 

プロフィールと経歴等

SIMPLE PROFILE

岩下志麻年齢を重ねても素敵

《芸名》岩下志麻(いわしたしま)
《生年月日》1941年1月3日
《出身》東京都 銀座
《身長》165cm
《血液型》A型
《事務所》グランパパプロダクション

◇◇wikipedia◇◇

芸能・女優デビュー等

  • 1958年(17歳)、NHKドラマ『バス通り裏』での十朱幸代の友人役でデビュー
  • 1960年(19歳)、映画『乾いた湖』で初スクリーンデビュー
  • 1962年(21歳)、弱冠21歳で映画『秋刀魚の味』でヒロインに抜擢
  • 1986年(45歳)、岩下志麻代表作である『極道の妻たち』の1作目公開
  • 2004年(63歳)、紫綬褒章を受章

岩下志麻さんは1958年のデビューでNHKドラマに出演され翌々年にはヒロインに抜擢されるなど、当時から圧倒的な演技と美貌を併せ持っていました。

当時映画に抜擢される女優はあくまでキレイさを重要視されるという傾向があり、他にも志麻さんと同レベルの美しい方がたくさんではないにしろ何人もいた中で、『秋刀魚の味』で監督をされた故・小津安二郎は

「10年に1人の逸材である」

と言って、今後は必ず松竹の稼ぎ頭になるはずだから大切にするようにと当時の松竹関係者に語っていたそうです。

まだ21歳なのに、有名な映画監督にそこまで言わしめるとは、彼女の資質に脱帽しますね(笑)

※初ヒロインに抜擢された『秋刀魚の味』で抜群の演技をされた岩下志麻さん。

岩下志麻の秋刀魚の味画像

 

当たり前ですが、若い頃も美人ですね。

岩下志麻若い頃の画像

 

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岩下さんの旦那や子供

なんと岩下志麻さんは2016年で結婚50周年を迎えました。

1966年3月3日、25歳のときに仏前挙式を挙げています。

芸能界広しといえど結婚50年を迎える夫婦はとても素敵ですよね!

そんな岩下さんの夫は松竹プロダクション出身の映画監督・篠田正浩さん。

篠田さんは1931年3月9日生まれで岩下さんとはちょうど10歳の歳の差となりますから、現在かなりのご年齢になるので50年まで来れたのは本当にうれしいのではないでしょうか。

早稲田大学第一文学部出身で、有名どころの作品は

「三味線とオートバイ」「夕陽に赤い俺の顔」「涙を、獅子のたて髪に」「美しさと哀しみと」「山の讃歌 燃ゆる若者たち」「瀬戸内少年野球団」「ALLUSION 転生譚」「瀬戸内ムーンライト・セレナーデ」

等になります。

 

旦那・篠田さんとの馴れ初め

そんなふたりの出会いは篠田さんが手掛けた松竹映画『暗サツ』でした。

幕末の志士・清河八郎の半生を描いた物語であり、岩下さんは清河の妻・お蓮を熱演しており、撮影終了後の打ち上げの際に酔った勢いで2人で踊りその時岩下さんは篠田さんに

「私、監督と結婚するような気がします」

と、おっしゃったそうです。

ダンスの途中でこんな事言われて最初は篠田さんも冗談だと思ったらしいですが、その3年後にはホントに結婚されました。

こういう話は芸能関係ではよく聞きますが、二人の場合は関係がずっと続いたのです。

 

 

子供さんについて

篠田正浩さんと岩下志麻さんの間には娘さんがお一人います。

ただ芸能界に入ってはおりませんので、詳しい情報や写真などはないのですがどうやら岩下さんの娘さんは中学の頃から慶応コースに進み、高校も主席で入学していてその後は医者を目指したほど頭が良い方のようです。

恐らく篠田正浩さんのみならず志麻さんも頭が良いのだろうと思います。

そんな娘さんも現在は2児の母で、志麻さんにとってはになります。

ちなみに、お孫さんたちからは「志麻ちゃん」と呼ばれているそうです(笑)

極妻ではとても怖い役柄を演じても、プライベートではとても可愛らしさが伺えますね。

長年第一線で活躍されてきたベテラン女優さんは、絶対に相手には困らないはずなのに、結婚未経験であったり、離婚をされてて一人身であったりという人が多いので、岩下さんのように孫がいる人は意外と珍しいです。

 

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極道の妻たちや黒蜥蜴での岩下志麻

世間的に見れば、「岩下志麻」といえば、強面の人たちの前でも臆することなく啖呵を切るといった

イメージが強いのではないでしょうか。

極道の妻たち(極妻)では、以下のようなセリフが有名どころになります。

「うちは極道に、惚れたんやない。惚れた男が、たまたま極道だったんや」

 

「この先、重宗のシマに一歩でも土足で踏み込んできたら、うちら、血の一滴が枯れるまで戦うしな。虫ケラだと思って舐めてたら、その首飛ぶかもしれまへんで」

 

「わてらの惚れた腫れたは、タマのとりあいやで。極道の女やったら、腹くくって、もの云いや」

 

「極道は、なあ、筋を通すためには惚れた男も●すのや」

 

「女には女の決着(けじめ)がおます。極道の女房として、この戦争(でいり)、なんとしても、あんたら男に譲るわけにはいきまへんのや」

 

圧倒的な意志を強さと覚悟を感じさせるセリフで多くの視聴者を虜にし、むしろ極道の旦那さん達よりも男気のある極道となっています。

しかし実際のところは、極道というのは女は一切掛かわらない男のみによる世界なので、岩下さんのような女性は存在しようがない、と言われていますが(笑)

テレビドラマ『黒蜥蜴』でも、主人公である盗賊団のボス黒蜥蜴を演じたのですが、黒蜥蜴は圧倒的なカリスマ性と実力を備えた人物であり、ダークヒーロー的な存在で極妻の役に通じるところがあります。

やはり、こういう系の役は岩下さんにとってハマり役なんでしょうね。

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美しい… まさしく妖艶 雲霧仁左衛門より #岩下志麻

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実際の性格は天然?

『極道の妻たち』や『黒蜥蜴』での役から、岩下志麻さんに対して気が強くてかっこいい、男の中でさえリーダになってしまうような女性のイメージがありますが、実はプライベートではそんなこともなくどちらかといえば、とても穏やかでのんびりとされた方なんです。

また、その性格もあってか極妻撮影時でも、とても天然な部分が出ていたらしいです。

例えば

  • 哀川翔さんと共演された際に現場で20回ほどNGを出した哀川さんに「大丈夫!私は今まで107回ほどNG出したことあるから(笑)」と笑顔で話されていた。
  • 見覚えがあると思って会釈したら父親だった
  • タクシーと思って止めたらパトカーだった
  • バナナと思ったら黄色のおしぼりだった

 

等、天然なエピソードはたくさんあります。

基本、勘違いが多いんですね。

しかしこれは裏を返せば、岩下さんは一度合図があれば全くの別人になってしまうということです。

まさにプロの女優であり、今後も現役である限りは、まだまだ岩下さんの活躍に期待したいところです。