ソフトバンクのCM「白戸家」での印象から綺麗で天然で、でも優しいお母さんという印象を抱いている人は多いのではないかと思われる、女優・樋口可南子さん。

しかし実は樋口さん、意外とお騒がせな女優さんなんです。

ここでは、樋口可南子と旦那・糸井重里の結婚にまつわるエピソードを中心に取り上げていきたいと思います。

 

プロフィールとこれまでの経歴等

SIMPLE PROFILE

樋口可南子bijintop

《芸名》樋口可南子(ひぐちかなこ)  戸籍名は糸井可南子(いといかなこ)旧制は樋口

《生年月日》1958年12月13日

《出身》新潟県加茂市出身

《身長》165cm

《血液型》B型

《事務所》ユマニテ所属

◇◇wikipedia◇◇

芸能略歴

  • 1978年(20歳)テレビドラマ「ポーラテレビ小説・こおろぎ橋」で女優としてデビュー、同時に主演も務める。
  • 1980年(22歳)「戒厳令の夜」で映画デビュー。
  • 1988年(30歳)「恋はいつもアマンドピンク」で映画初主演。

2015年の映画『愛を積むひと』では、主演・佐藤浩市の妻役を演じました。

しかし最近はあまりドラマ・映画に出演することはなく、見掛ける機会はほとんど白戸家くらいになっていますね。

ただ、この仕事があまりに安定し過ぎてる感があるのですが(笑)

実はこれがまさに最近見掛けない理由であって、白戸家があまりにブレイクし、そして安定しているため、今では他の仕事をほとんど断っているようです。

実際、このCMに出演するようになる前の2000年代まではドラマや映画にも定期的に出演していますからね。

 

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そのソフトバンクのCM「白戸家」と言えば、誰もが知るところ。

このCMも初放映から10年経ちましたが、白い犬がお父さんという設定で開始当初から奇抜であり、毎回視聴者の予想を超えた展開が楽しみなCMとなっています。

樋口さんは真面目だがどこか天然なお母さん役であり、一直線型の白い犬のお父さんとの掛け合いが笑いを誘います。

 

白戸家CM集

 

世間の度肝を抜く女優・樋口可南子

元々は清純派女優として活動していた樋口可南子さんですが、1983年に谷崎潤一郎さん原作の「卍」で他の女性と肉体関係を持つ女性を演じます。

1987年には「ベッドタイムアイズ」で通常の映画ではありえない程の強烈な濡れ場シーンを演じて話題を一挙にさらいました。

そして1991年、当時33歳の時さらに樋口さんは世間を驚かせます。

写真集「Water Fruit 不測の事態」のを発売します。

撮影は篠山紀信さんで、これが日本で第一号となるヘアにモザイクが掛かっていない大人向け写真集になり、写真集1万部売れれば大ヒットの時代に55万部も売れ上げることになります。

樋口可南子houtuk

 

旦那・糸井重里との馴初めから結婚(略奪愛)の真相

出会い(馴初め)

樋口可南子さんと現在の夫である糸井重里との出会いは、まさにこの大人向け写真集がきっかけとなりました。

樋口さんは大人向け写真集の宣伝の為、一人の有名なコピーライターと対談することにあったのですが、このコピーライターこそが現在の夫になる糸井重里さんだったのです。

糸井重里smiler

 

樋口さんはこの時の糸井さんの印象を、

「楽におしゃべりできるし、落ち着ける」

「面白がりな人」

とおっしゃっています。

この時から二人にしかわからない何かが繋がったのかもしれません。

 

 

あまりにも清々しい略奪愛

1982年、二人はあるホテルで密会しているところを芸能マスコミによって報じられ、この時から世間が二人の関係を知るようになります。

ところがこの当時の糸井さんはつい1年前に結婚したばかりであり、しかも娘さんが生まれたばかりの頃だったのです。

当然、世間は二人の関係を不倫であるとして避難をするようになりました。

しかしこれに対して樋口さんは否定するどころか、逆に恐らく誰も思い付かないような、とんでもない形で正当化したのです。

「妻子ある人を好きになったんじゃありません。その人にたまたま家族があっただけです」

これほどまでの開き直りはなかなかお目に掛かることはできないでしょう。

やっていることはただの略奪愛ですからね。

ここまで清々しく略奪愛をする人を私は知りません。

まさに芸能史に残る名言となりました。

また、

「不倫も仕事の一環」

という発言も残しています。

 

これに対し

何て女だ!!

と思う人も当然たくさんいるでしょうが、夫である糸井重里さんは逆に

「そういう妻だから結婚した」

という趣旨の発言を後に残しています。

事実、樋口さんの感性というのは本当に独特なものがあります。

そもそも20代前半で日本初のヘアあり写真集を出す時点で普通ではないのですが、その理由についても

「裸になるというのは素の自分を晒すというのとは全然別の次元のことで、女優をやってて恥ずかしいと思う瞬間はもっと別のところにある」

というインパクトのある返しをしたのです。

個人的には、かなりアーティスト的な印象を受けますね。

樋口可南子&糸井重里hurin

ですから、糸井さんと彼の元妻そして樋口さん、この3人は世間の常識とは違うところでお互いを認め合うことでうまく折り合いを付けることができたのかも知れません。

 

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10年にもわたる不倫関係の末の結婚

1993年、二人は結婚することとなります。

しかしなんと、糸井重里さんと樋口可南子さんの不倫関係は10年も続きました。

この間、糸井さんの元妻は旦那が樋口さんと関係を持っていることを知っていたわけですから、ちょっと尋常ではない感じがしますね。

糸井さんはこの時、「娘が大きくなるのを待った」とおっしゃっていたそうです。

糸井さんは娘さんが大人になり、「父親と樋口さんとの関係をどうしても離れることができないものだ」という事を理解してくれた上で樋口さんと一緒になろうとしたのかも知れません。

また糸井さんの元妻がキリスト教徒であり、離婚が禁止されていることから、たとえ関係は破綻していても奥さんが拒み続けたのではないかとも言われています。

ただそれはそれで微妙なところではありますが。

やはりこの二つの理由のみでは、糸井さんの元妻は糸井さんと過ごすこと自体は割り切れそうにないので、私的にはよく10年間も夫婦を続けられたな、という印象ですね。

元妻も、世間の常識とかけ離れた感性を持っていたのでしょうか。

 

なお、現在でも糸井さんと樋口さんの間にはお子さんはいらっしゃらないようです。

 

現在の二人の関係

糸井重里さんと樋口可南子さんのお二人の仲は今でも円満であるとのこと。

糸井さんは自身が代表を務めるウェブサイト運営会社「ほぼ日」を東証ジャスダックに上場してぼろ儲けしているそうです。

一方で樋口さんも、ソフトバンクのCMだけで1年間を余裕で暮らすことが出来るので、趣味の海外旅行で1年のほとんどをヨーロッパで過ごしているそうな。

二人は愛し合いながらも悠々自適な別居生活を楽しんでいるようですね。

しかも二人とも不倫を許容する考え方だと思うので、別居しててもあまり心配はなさそうです(笑)

 

ちなみに、糸井さんの娘であるゆうなさんは現在、糸井さんが運営するサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で「あんだ」というペンネームで活躍されています。

 

最後に一言

樋口可南子さんといえば、NHKのテレビドラマの時代劇「風神の門」という作品でお姫様役をやっていたのが印象に残っています。

お姫様はある時、ある忍者と仲良くなり二人は惹かれあいます。

忍者の名は霧隠才蔵。才蔵はお姫様の影になりながら守ります。

ところがあるとき、才蔵はお姫様と敵対する国に捕まります。

才蔵を助ける条件はお姫様が敵対する国の領主の妻になることでした。

お姫様は才蔵を助ける為に妻になること承諾します。(ざっとこんな話です)

ドラマの役の中での話ですが、出自は違っても愛する人の為に自分を投げ出す姿の役が何だか樋口可南子さんの10年間愛する人を待った姿に重なって見えます。

美化し過ぎでしょうか(笑)

 

動画 姫と才蔵の初めての出会い